献血で「腕の神経損傷」 男性と日赤が解決金900万円支払いで和解 大阪地裁

 献血で腕の神経を傷付けられ、後遺症で退職を余儀なくされたとして、大阪府内の40代男性が日本赤十字社(東京)に約2400万円の損害賠償を求めた訴訟で、日赤が男性側に解決金900万円を支払う内容で、大阪地裁(野田恵司裁判長)で和解したことが8日、分かった。和解は4月14日付。

 訴状によると、男性は平成23年5月、大阪府茨木市内で日赤の献血に協力。献血針を左腕に刺された際に激痛を感じて「痛い」と看護師に訴えたものの、採血は中止されなかった。男性は献血後も痛みが治まらず、受診した病院で「神経損傷」と診断された。

 男性は精密加工機器メーカーに勤めていたが、左腕の痛みやしびれで勤務を続けるのが難しく同年10月に退社。日赤は当初、治療費や見舞金などを支払っていたが、「献血とは無関係の障害」と判断して25年2月以降の支払いをやめた。

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