日本の議論

「電子たばこは発がん性ある」と専門家 大半が中国製、従来のたばこより危険説も

 以前はたばこを吸っていたと伝えると、メントール系のリキッドを勧められた。吸い込むと、少し甘めのミントのにおいが広がる。紙たばこを吸った際、口の中に残るざらつきや粘りはなく、においを吸う感じだ。息を吐くと、口から白い煙がスーッと出てきた。吸い込んだ煙のせいか、店内に充満する臭いのせいか、少し気分が悪くなったが、「煙は水蒸気だから、吸い込んでも無害。煙を出したくないなら、煙の量を少なくする操作もできる。女性にはフルーツ味も人気ですよ。禁煙目的で始める方も多い」とスタッフ。

 「ニコチン入りはないのか?」と聞くと、別の男性スタッフは「販売はできないが、個人輸入はできる。たばこが値上がりしているから、ニコチンを個人輸入するほうが安い。電子たばこは節約にもなる」と説明する。

アロマと同じ…手投げ弾タイプも

 電子たばこは、5年前にも一時ブームがあったが、昨年から急速に広まり、今年に入ってからは、トレンドグッズとして特集する雑誌も登場している。日本に最初に輸入されたのは財務省関税局の担当者によると、平成18〜19年。口に含む吸引器は厚生労働省の食品衛生局、また、溶液の成分は、同省麻薬対策課が確認し、輸入品の分類上、アロマオイル(植物の製油)と同様に扱われている。吸引器は充電式のため、バッテリー部分は電子器具に分類された。現状では、ニコチン入り溶液の他者への販売はできないが、個人輸入は可能。しかも、この溶液は個人輸入しても無税で、「たばこ」として課税されない。

 吸引器の形状は、ペン型のほか、パイプや水たばこ、紙たばこなど従来の「たばこ型」、USBメモリーなどの「パソコン周辺機器型」、さらにオイル式ライターや手投げ弾に似せたものなどさまざまだ。