池袋・ラジウム入りカプセル発見の公園、住民の不安払拭できず

安全が確認されたことを伝える文書が掲示された「池袋本町電車の見える公園」=豊島区
安全が確認されたことを伝える文書が掲示された「池袋本町電車の見える公園」=豊島区

 豊島区の「池袋本町電車の見える公園」で、毎時480マイクロシーベルトの高い放射線量が検出された問題は、地中に埋まっていたラジウム入りのカプセルが原因と判明した。カプセルはすでに除去され、公園は再び利用できるようになったが、「なぜ公園にラジウムが…。ほかの公園は大丈夫か」と住民らは不安をぬぐい切れない様子だ。

まばらな利用者

 「放射線について書かれたビラがあちこちに貼られている。すっかり『放射線量の高い公園』というイメージがついてしまった」。近くに住む無職の男性(82)は、ゴールデンウイーク中も人影の少ない公園を見渡して嘆いた。

 東武東上線下板橋駅に近い住宅街の一角。住民らによると、保育園児や児童らが遊ぶ姿が多く見られたというが、騒ぎがあってからは利用者はまばらだという。

 長男(6)と次男(1)を連れ、よく公園を利用するという30代の主婦は「騒ぎがあってから公園には行っていない。ほかの遊び場も放射線量がどうなのか、不安になる」と困惑した様子だった。

原因物質は除去

 区が公園内で同480マイクロシーベルトの放射線量を測定したのは、4月23日。20日に公園内の放射線量が高いことを指摘するメールが区に寄せられ、区が測定したところ、滑り台などがついた複合遊具付近の地表から、高い放射線量が検出された。

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