大阪市を廃止して5つの特別区に分割する「大阪都構想」の住民投票(17日投開票)を控え、ゴールデンウイーク後半の5連休が始まった2日、市内各地で賛成、反対派の活動が展開された。「反対派の批判は不安をあおるだけで全部デマ」「都の名称になれない都構想は偽装表示」。大阪市としては今年初めて気温30度以上の真夏日となったこの日、大阪の行く末を決める戦いも過熱した。
「もう一度言わせてもらいます。市が特別区になっても住民サービスは低下しません」。大阪ドームや大型ショッピングセンターに近く、人の往来が多い大正区のJR大正駅前。大阪維新の会代表の橋下徹市長は「CHANGE OSAKA!(大阪を変えよう)」と書かれたTシャツ姿で演説した。