防衛最前線

(27)消防車 航空機事故で救助、福島第1原発放水作業にも参加

 大型消防車が街中でよく見かける消防車と大差ない車両であるのに対し、化学消防車は燃料火災の消火を目的とする。燃料を取り扱う燃料支処がある基地に配備され、水では消火しづらい燃料火災を「水性膜泡消火薬剤」で消し止める。

 一方、救難消防車は航空機事故の際にパイロットら搭乗員を救助する目的で配備されているもので、航空機を運用する陸海空自衛隊基地のすべてに配備されている。ちなみに、「救難消防車」は陸自の名称で、空自では「破壊機救難消防車」、海自では「化学消防車」と呼ぶ。

 素早く現場に駆け付けるため、停止状態から35秒以内に時速80キロに達するよう設計されている。耐熱性に優れているのはもちろんのこと、大量の水と薬剤を積載して低速度走行しながら放水することも可能だ。

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