防衛最前線

(27)消防車 航空機事故で救助、福島第1原発放水作業にも参加

【防衛最前線】(27)消防車 航空機事故で救助、福島第1原発放水作業にも参加
【防衛最前線】(27)消防車 航空機事故で救助、福島第1原発放水作業にも参加
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 自衛官と消防士は、どちらも身の危険を顧みず人の命を守るという意味で尊い職業だが、子供の人気という点に限れば自衛官の分がどうも悪い。

 ランドセル素材を製造する合成繊維大手クラレが小学校の新1年生に毎年行っている男の子の就きたい職業アンケートでは、今年の7位が「消防・レスキュー隊」だったのに対し、自衛官は上位20位から漏れた。各種インターネット調査でも「働く車」で首位を争うのは消防車とパトカーで、戦車など自衛隊車両は苦戦している。

 だが、消防車は消防署にあるものとはかぎらない。自衛隊も消防車を保有している。

 例えば、陸上自衛隊が保有するのは大別して大型消防車、化学消防車、救難消防車の3種類がある。

 大型消防車は駐屯地で発生した火災を素早く消火する役割を担う。陸自は昭和37年、「消防用設備の設置基準」を策定し、全国各地に散らばる駐屯地に消防車を置くことを決めた。当時の陸自駐屯地には木造施設が多く、火災などが発生した際に素早く消火する態勢を整えた。

 「今も駐屯地には古い木造倉庫がけっこうあったりする。鉄筋コンクリート建物でも燃えないわけはないので、なるべく自己完結的に消火作業ができるようにしておく必要がある」

 陸自関係者はこう説明する。

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