子供のランドセルも
日本の小学生が背負うランドセルも大人気だ。
関西国際空港で物販や飲食を展開する関西国際空港産業(大阪府豊中市)は、昨年6月から、同空港内のセレクトショップ「萬(よろず)」でランドセルの販売を開始。さらに同9月には「和(なごみ)」でも販売開始した。
同社関空事業部の安食(あんじき)実部長によると「1万2000円で販売しているランドセルが主力商品」といい、中国のほか、香港、台湾の観光客を中心に幅広く売れているという。
「『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』といった日本のアニメが、現地でも放送されており、ランドセルになじみがあるようだ。加えてメード・イン・ジャパンがしっかりしているということも知られており、学校へ行く際だけでなく、リュックサックのイメージで使う子供も多いそう」と安食部長。自分の子やおい、めいへの土産として一度に複数個のランドセルを買う客も珍しくない。
中国人には、縁起のいい赤いランドセルがよく売れる。
同社では、昨年11月から成田国際空港(千葉県成田市)や新千歳空港(北海道千歳市)でも販売を開始。中国人をはじめ外国人観光客がランドセルを手に取る機会もさらに増えそうだ。