関西の議論

「日本一高い入場料」は当然…USJ顔負け、世界遺産姫路城が強気の商売

 人気を一過性のものに終わらせまいと、市は「三の丸広場の園路整備、広場の芝生化にも取り組み、世界遺産にふさわしい風格やグレードを維持していく」と、さらなる魅力の発信を続けていく。

 3月27日には、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で「死ぬまでに行ってみたい世界の名城25選」として、姫路城とともに選ばれているドイツ南部・バイエルン州のノイシュバンシュタイン城との間で観光分野での友好交流協定を締結した。

 今後具体的な交流内容について協議を進め、「ヨーロッパからの誘客や観光業界の活性化につなげたい」という姫路市。シンデレラ城のモデルになったともいわれ、世界中から毎年年間130万人の観光客が訪れるノイシュバンシュタイン城のように継続的な集客力を発揮できるかどうかは、今後のアイデア次第となる。

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