新しい防災拠点に期待 豊岡消防署城崎分署が開署式 兵庫

城崎小の児童も参加して行われた新庁舎のテープカット
城崎小の児童も参加して行われた新庁舎のテープカット

 豊岡市消防本部豊岡消防署城崎分署(同市城崎町湯島)の新庁舎が完成し、27日に市や市議会、消防、地元関係者ら約50人が出席して開署式が行われた。市北部の防災拠点として活動する。旧城崎分署庁舎は築後45年が経過し、老朽化が著しいうえに敷地が狭く、十分な訓練スペースがなかった。このため、約700メートル東の城崎小学校隣接地に移転した。

 新庁舎の敷地面積は約1300平方メートルで旧庁舎の3・5倍、延べ床面積は約1100平方メートルで2・5倍の広さ。城崎温泉街の景観との調和に配慮し、瓦ぶき屋根にクリーム色の外壁にするなど和風調にした。

 防災倉庫には災害時に備えて、乾パンや飲料水、毛布など住民用の非常飲食などを保管。消防団のポンプ操法訓練や自主防災組織の放水訓練ができる広い場所を確保した。総事業費は約3億8270万円。

 開署式で中貝宗治市長は、1月にあった温泉街の大火事や発生から90年となる北但大震災に触れ、「今日は決意の日でもある。みんなの力で市民の暮らしを守る拠点ができた」とあいさつ。市消防本部の中島幾良消防長も「市民の負託に応えられるよう、より一層の精進と努力を重ねる」と述べた。

 城崎小6年の木下琉海(るい)君(11)と川尻楓葉(もみじ)さん(11)が加わってテープカットした後、同本部職員6人が勇壮な消防太鼓を披露。最後に庁舎裏で、崖下に転落した負傷者を救出する救助訓練が行われた。

会員限定記事会員サービス詳細