自民党憲法改正推進本部(船田元本部長)は28日、憲法改正の意義を若者らに分かりやすく説明するために作成した漫画「ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?」を発表した。所属議員の街頭演説や、都道府県連などを介して希望者に配布する。
漫画は4世代家族の会話を通じて、GHQ(連合国軍総司令部)が現行憲法の原案を短期間で作成した制定過程などを紹介。また、大規模自然災害などに対応する緊急事態条項を憲法に新たに盛り込む必要性も強調している。
船田氏は発表記者会見で緊急事態条項の新設について「一つの大きなきっかけになるのではないかと期待している」と述べ、党として優先的に実現を目指す考えを示した。
昭和27年にサンフランシスコ講和条約が発効して主権を回復した4月28日に合わせて発表した。