アート

「日本の現代アート」 買い占める中国人のなぜ…爆買い家電だけじゃない、日中で争奪戦も 

【アート】「日本の現代アート」 買い占める中国人のなぜ…爆買い家電だけじゃない、日中で争奪戦も 
【アート】「日本の現代アート」 買い占める中国人のなぜ…爆買い家電だけじゃない、日中で争奪戦も 
その他の写真を見る (1/3枚)

 家電製品などの爆買いで話題となっている中国人たちの中には、日本の現代アートへの関心が高い人々が少なくない。中国人コレクターは、主に日本では無名の作家の作品などをオークションで続々と競り落とし、買い占めている。その真意とは…。

日本では美術関係者すら知らない作品も

 渡部満(みつる)(61)という、日本ではまったくの無名の画家が中国で人気だ。2008年、クリスティーズ香港オークションに出品され、約1000万円で落札。それから火が付き、近年はほとんど中国や台湾のコレクターが買ってしまうという。今年5月に開催される同オークションでも目玉作品の1つとして出品され、高値で落札されることが予想されている。

 青森県八戸市で暮らしている渡部は、美術大学出身ではなくまったくの独学。1994年、第2回小磯良平大賞展で大賞を受賞したものの、過去に公立美術館で個展が開催されたことはない。作品は独特で、背景が素朴派のルソー風であったり、ルネサンスの巨匠、ボッティチェリ風だったりする。著名作品を引用してその中に現代の少女などの姿を描き込む。