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リアル社会ではおとなしい人でも、ひとたびネットの世界に入れば、まるで別人のように攻撃的になる-。最近では「ネット弁慶」だけでなく、過剰にマナー順守を要求する「マナー厨(ちゅう)」などと呼ばれる人もいるそうだが、今や「ネット人格」は社会問題の一つでもある。ネットはなぜ、人格を変えるのか。
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インターネットでの印象と実際にあったときの人柄や雰囲気が違う。私自身がよく言われる言葉です。実際のところ、パソコンやスマートフォンに向かってモノを書いていると、相手に誤解なく伝わるように、いつも以上にストレートに書き記そうとする傾向が強くあります。このあたりがネットのコミュニケーションから感じられる人格と実際の評価が異なる大きな原因なのでしょう。
昨今、犯罪捜査や事件報道などで、その容疑者の人となりをプロファイリングするとき、こういうネット上で書いている事柄を基準に、その価値観や思惑を読み解こうという姿勢が強くなってきました。