スポーツ記念日

怪物vs天才 「松坂」「イチロー」初対決(1999年5月16日)

【スポーツ記念日】怪物vs天才 「松坂」「イチロー」初対決(1999年5月16日)
【スポーツ記念日】怪物vs天才 「松坂」「イチロー」初対決(1999年5月16日)
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 一回の第1打席。松坂大輔の147キロの直球にイチローのバットは空を切り三振。三回の第2打席はイチローには珍しく見逃し三振。六回の第3打席は、136キロのスライダーにイチローはタイミングを外され空振り三振。滅多に三振をすることがないイチローが、1人の投手に3打席連続三振を喫したのは、1994年9月27日、近鉄の高村祐に封じられて以来、2度目のことだった。

 1999年5月16日、当時、西武の高卒ルーキーだった松坂は、西武ドームのオリックス戦で、史上初の5年連続パ・リーグの首位打者に輝いた球界を代表する打者、オリックスのイチローと初めて対峙した。

 日曜日のデーゲームということもあり、約100人の徹夜のファンが出て早朝から門の前に長打の列ができた。開場は20分も早まり、最終的に球場には約5万人の観衆が詰めかけた。約600台収容の駐車場も開場からわずか45分で満車となった。

 イチローとの初対戦を松坂は「プロに入ったときからずっとやりたかった」と待ち望んでいた。3打席連続三振を奪う最高の結果に「いままでは、いまいち自信がもてなかった。でも、きょうで自信から確信に変わりました。内容も数字も大事だけど、負けない投手になりたい」と胸を張った。

 ただ、第3打席に直球ではなく、スライダーで空振り三振を取ったことは心残りがあったようだ。「力と力の勝負がしたかった。まっすぐで空振りさせたら気持ちいいと思っていた。スライダーで三振を取るつもりはなかった」と振り返った。第4打席は、全5球を直球で挑み、四球を与えている。

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