サントリースピリッツは23日、ウイスキーの魅力を広く伝えることを目的に、俳優の堤真一さんを「ウイスキーアンバサダー」に起用したと発表した。堤さんは3月までNHKで放送された連続ドラマ「マッサン」で、サントリーの創業者である鳥井信治郎氏の役(役名は鴨居欣次郎)を演じたことが起用のきっかけとなった。
「マッサン」はライバル企業のニッカウヰスキーの創業者をモデルにしたドラマだったが、堤さんの演じた役も人気があった。さしずめウイスキー市場の人気拡大には敵も味方も関係ないとばかりに自社の宣伝に一役買ってもらうことにした。
ホームページなどで、サントリーのウイスキーづくりのこだわりや技術者の情熱などを紹介していく。すでに堤さんは、「山崎蒸溜所」の見学などを終えており、近くその内容が掲載される。また、今後米ケンタッキー州の「メーカーズマーク」「ジムビーム」など海外のサントリーグループの生産設備見学が予定されている。