政界徒然草

橋下氏を辟易させた上西小百合氏のワガママぶり 「エリカ様斬り」の真相

 一方で、早期に除名処分にしたことで、大阪府市議選の影響は最小限にとどまったとの見方もある。大阪維新の府議はこう指摘する。

 「事前調査では、大阪維新は過半数に遠く及ばないという結果が出ていた。しかし、上西問題で毅然(きぜん)とした態度を見せたことで、府議選で42議席と過半数に3議席足りない程度まで盛り返せたともいえる。問題を拡大することでメディアの露出も増やすことができた。やっぱり橋下氏は機を見るに敏だ」

 「維新を滅ぼす」と豪語していた自民党府連幹部も「各種世論調査で大阪都構想への反対が伸び、上西問題もあったからもっと議席を減らすと思ったけど。やはりただでは倒れない」と舌を巻いた。

 しかも、世論調査では都構想への賛成が反対を上回るようになった。5月17日には大阪市で都構想の是非を問う住民投票が行われる。自民党大阪府議はため息交じりに語った。

 「相手にしないことが一番だが、何かと言ってはメディアに出てくる。タレント弁護士だけあって、マスコミへの売り込みにたけ過ぎている。住民投票に向け、何を仕掛けてくるだろうか」

(政治部 沢田大典)