自然の中で感じる芸術 「北野美術館・戸隠館」きょうオープン 長野

 北野美術館(長野市)が同市戸隠に開館した「北野美術館・戸隠館」の一般公開が、22日から始まる。分館は北野カルチュラルセンターに次ぐ2館目。戸隠の大自然に囲まれた場所にあり、四季折々の作品などを展示し、新たな芸術の発信拠点を目指す。

 戸隠館があるのは、戸隠神社奥社入り口から徒歩5分ほどの越水ケ原。建物の延べ床面積は約480平方メートルで、そのうち展示スペースは約210平方メートル。収容台数50台の駐車場を併設している。

 建物はエントランス棟と展示棟に分かれ、2棟は渡り廊下でつながる。展示棟は六角形の構造で、内部には柱が1本もなく、作品を鑑賞しやすいのが特徴。天井のLED照明は影ができないように壁全面を照らすよう工夫して配置されている。エントランス棟には、カフェラウンジや抹茶の立礼席を設置。窓からは戸隠連峰の雄大な景色が望める。また、周辺ではカタクリやミズバショウなどの花を見ることもできる。

 21日には関係者を招いて開館式が行われ、小池佳子館長が「ありのままの自然が残る戸隠で日本の心を感じ、芸術に触れていただきたい」とあいさつ。来賓として出席した同市の加藤久雄市長は「長野市では善光寺御開帳が行われていて、戸隠神社の式年大祭も始まる。この美術館は観光客にとって戸隠の魅力となり、インパクトを与える」と期待を示した。

 同館は開館記念展示として、6月28日まで「屏風(びょうぶ)セレクション展」を開催。江戸時代後期の絵師・酒井抱一らによるびょうぶ作品を展示する。

 開館の期間は4月22日~11月29日で、時間は午前9時~午後4時。不定休。入館料は一般1200円、高校・大学生900円、小・中学生600円。

 問い合わせは同館(電)026・254・3450。

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