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知らん人に「能なし」と言われ…「マッサン」脚本家、ネット批判で思い知った肥大化朝ドラの重圧

巧みなNHKの戦略、民放こそ見習うべき

 もちろん、これで「お疲れさまでした」と締めくくるのは簡単です。ただ、以前も話しましたが、僕は最近の朝ドラの肥大化を少し懸念しています。マッサン&エリーはこの後も、札幌・広島での感謝祭やバトンタッチ式、関連番組への出演。28日には大阪市内での「最終回を見る会」に参加するなど、その数は年々増加の一途をたどります。

 ドラマの企画自体も、人気脚本家・宮藤官九郎さんの起用(あまちゃん)、スキャンダラスな白蓮事件の挿入(花子とアン)。今回は初の外国人ヒロインの起用や実在企業家の描写。そして、今秋スタートの「あさが来た」も明治・大正期の女性実業家をモデルにしており、当該企業は早くもバックアップ態勢を整えているようです。とにかく話題性を重視し、各方面を巻き込むなど壮大になっています。

 元MBSのドラマプロデューサー、伊東雄三さんは「イベントや番組を駆使するNHKの戦略がうまくいっているわけで、良いものを作ろうとする制作陣の意識改革も進んでいる。プレッシャーやバッシングは大変だろうが、むしろ民放ドラマが見習うべき」と言いますが、皆さんはどうご覧になられますか。

(視聴率はビデオリサーチ調べ)

(3月9日掲載)

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