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知らん人に「能なし」と言われ…「マッサン」脚本家、ネット批判で思い知った肥大化朝ドラの重圧

 特に玉山さん、昨年5月の撮影開始から3カ月余で「10キロは痩せた」と公言していましたが、さらに体重を減らしていたのではないでしょうか。

 しかも、花束を受け取ると、人目もはばからず号泣するのです。「ヒロインが外国人ということで、僕が引っ張って耐える…自分にウソを言い聞かせた。でも、台本の中で『あなたの苦しみが僕の苦しみ』というセリフに出合い、背伸びせず格好つけないよう自分らしくやろうと。そうして何とか乗り越えられました…」。正直な思いを語りだすと、隣で英訳を聞いていたシャーロットさんも思わずもらい泣き。

 桜井チーフは「夏場もそうでしたけど、たぶん2人の体調は今もボロボロでしょう」。プレッシャーと戦い続けてきたことを改めて痛感しました。

脚本家も…「ああ、これが朝ドラなんだな」と

 プレッシャーに耐えて乗り切った人がもう1人、その場にいました。脚本担当の羽原大介さんです。映画「パッチギ!」「フラガール」など話題作を相次いで送り出した彼に、朝ドラのすごさについて感想を求めると、こんな答えが返ってきたのです。

 「生まれて初めてネット上で無記名のバッシングを受けたとき、『ああ、これが朝ドラなんだな』と思いましたね。『脚本がつまらなくしている』『脚本が何も分かっていない』。顔も見たことのない人に能なしみたいなことを言われる経験ってないでしょ。もちろん、賛辞の声のほうが圧倒的に多く届いているのですが。そういう意味で、今までに味わったことのない特別な作品になったと思います」

 バッシングは人気の副産物とも言いますが、こちらも相当だったようです。

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