4月も中旬に入り、就職活動生の中には、既に「内々定」を獲得した学生もいることでしょう。予想していた通り、昨年の夏季、秋季、冬季のインターンシップに参加していた学生が、早々と内々定をもらっている状況です。事実、内定塾の学生でインターンシップに積極的に参加していた学生の多くが、すでに内々定を獲得しています。日本経済団体連合会(経団連)の指針変更により、選考時期が8月からといわれていますが、もう「内々定」は出ているのです。
そんな内々定を獲得した学生からよく受ける相談内容があります。それは、最近よく耳にする「オワハラ」(就職活動終われハラスメント)です。「オワハラ」とは、内々定が決まった、または口頭で内々定をほのめかされている企業から、下記のようなことをいわれることです。
【学生からよく聞く「オワハラ」の内容】
・現在受けているすべての会社を今この場で辞退すれば「内々定を出す」と言った交換条件を突き付けられた
・「うちの内々定でもう就職活動は終了だよね?」「もう他の企業の選考は受けないよね?」と言った強制的な終了確認
・頻繁に会社の関係者や内定者を交えた食事会や会社のイベントに参加させられ、辞退しにくい関係作りをされる