映画オタク記者のここが気になる

死んだ俳優がCGで復活した…最新デジタル技術は無敵なのか 「ワイルド・スピード SKY MISSION」公開

 故人ではないが、「ターミネーター4」(2009年)では当時カリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガーが公務のため出演できないため、ボディービルダーの体にシリーズ1作目のシュワルツェネッガーの顔を合成したロボットT-800を登場させた。米ハリウッド・リポーター誌の電子版によると、帝政ローマ時代を舞台にした史劇「グラディエーター」(00年)では撮影中に名優オリバー・リードさんが心臓発作で急死したため、代役の体に未使用の本人の顔を合成して再現したという。さらに、ハリウッドでは何人かの俳優を3D(立体)映像で取り込みアーカイブ化(記録保存)しており、20年後に亡くなっても再現できるだろうと報じている。

 こうなるとデジタル技術で不可能なことはないように思えるが、そうでもない。前述の「死亡遊戯」の雪辱なのか、ブルース・リーさんは2013年にウイスキー「ジョニー・ウォーカー」のCMでCG再現され話題になった。容姿の似た男性にデジタル技術で再現したリーさんの顔を合成したものだが、やっぱりどこかしっくりこない。製作したミル社のCEO(最高経営責任者)が「目の再現が最も難しい。リアルに見えるためのポイントは目だ」と語っている通り、リーさんの目はテレビゲームのキャラクターのようで作り物感が漂っていた。

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