映画オタク記者のここが気になる

死んだ俳優がCGで復活した…最新デジタル技術は無敵なのか 「ワイルド・スピード SKY MISSION」公開

 ウォーカーさんの役は元FBI捜査官の凄腕ドライバー、ブライアンで、ヴィン・ディーゼル演じるドミニクの相棒。前作で犯罪組織のボスだった弟を重体にした復讐を果たそうとする兄(ジェイソン・ステイサム)がドミニクらと対決する。さらにパワーアップしたアクションはもちろんだが、シリーズを通して仲間たちと家族のような絆で結ばれてきたブライアンがどうなるかが本作の最大の見どころだ。

 映画の撮影中に出演者が死去し、代役を立てて完成させた映画は少なくない。日本では1953年に阪東妻三郎さんが「あばれ獅子」の撮影中に脳出血で亡くなり代役を使った。個人的には約40年前に見たブルース・リーさんの遺作「死亡遊戯」(78年)が忘れられない。73年に急逝したリーさんが前年に撮影していた迫力ある格闘アクション場面を使って完成させた作品。当然、CG技術が発達していない時代だ、ドラマ部分は代役が演じたり過去の出演作から抜粋した場面を使用したのだが、ある場面で生前のリーさんの顔写真を代役に合成したシーンが出てきて、そのあまりの違和感に興ざめしたものだ。

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