静岡知事「木苗氏、最高の人」 県教育長人事案、20日発表

 県が新教育長に県立大前学長の木苗直秀氏(72)を充てる人事案を臨時議会に提出する方針を固めたことについて、川勝平太知事は16日、県庁で報道各社の取材に応じ、木苗氏について「県の教育をお任せするには最高の人だ」と述べた。ただ、木苗氏は学長退任後も、県産業振興財団「フーズ・サイエンスセンター」のセンター長を務めているため、知事は、県教育長との兼務やセンター長退任などを調整した上で、「20日に正式に方針を発表する」と述べた。

 川勝知事は、木苗氏の業績について「わさびやお茶といった、県に根付いた地域学を先頭に立って進めてきた人」と称賛した上で、教育長として進めてほしいことについて、「青少年に自分の地域を学問的に知ってもらい、自信や誇りを持って世界に発信する」ことを挙げた。

 一方、72歳という年齢に対する不安については「健康上は一切、疑念はない。70代までは壮年だ。老骨にむち打ってという感じではない」と断言。また、3月末に高木桂蔵・県立大名誉教授を充てる人事案が臨時議会で否決される主な要因となった、過去の経歴については「(木苗氏の)刑罰調書をこちらで準備するのは当然の手続きだ」として、今後、詳細に調査する方針を示した。さらに、川勝知事は今後、県議会総務委員会に対して、木苗氏の教育観を聞く機会を設けることを求めていく考えも示した。

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