主張

高浜原発差し止め 「負の影響」計り知れない

 電力安定供給や地球温暖化防止に重大な負の影響をもたらす決定だ。

 関西電力の高浜原発3、4号機(福井県)に対し、同県や大阪府などの住民9人が求めた運転差し止めの仮処分を福井地裁が認めた。

 仮処分によって原発の運転が禁止されるのは、今回が初めてで、奇矯感の濃厚な判断である。

 同地裁では昨年5月にも今回と同じ裁判長が大飯原発の運転差し止めを命じる判決を下しており、司法が関電の目指す原発再稼働に重ねて待ったをかけた形だ。

 運転差し止めの影響が及ぶ範囲は極めて広くかつ深い。仮処分なので、決定と同時に効力が発生するためである。

 高浜3、4号機は、原子力規制委員会による安全審査が進んでおり、今秋の再稼働への見通しが開けつつあったが、当面その可能性は遠のいた。

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