生活の知恵

「入園グッズは手作りで」幼稚園・保育園から求められ母親は…

 幼稚園の場合は、保育園以上に入園時に手作り品を求めるケースが多い。園児が持つバッグやお弁当袋、ランチョンマット、スモック、エプロンなどを、全て同じ布で作るよう求める園もある。横浜市内に住み30代で育児経験した母親(40代)は「手芸は嫌い。チクチク針を使う時間があるなら、私は息子に本を読んで聞かせたかった」と振り返る。

 逆に、親の負担軽減のため「すべてこちらで用意」を売りにする幼稚園や保育園もある。

ネットに“お手本”“外注先”も

 手芸用品を扱う「オカダヤ」(東京都新宿区)によると例年、新年度を前にした1~3月は、子供用の手作り品用の生地の売り上げが増加するという。今年は、キャラクター生地が前年の1・3倍になった。同店では、写真投稿型SNS「インスタグラム」に、手作り品を投稿する「オカダヤママ部」も開始。布に刺繍(ししゅう)をしたり、子供の好きな電車を模したりといったアイデア豊富な作品が続々と投稿され、「器用なママさんですね」「すごいね」「お互い頑張ろう」などのやりとりが展開される。

 一方、インターネット上で、手作り品の外注を請け負う業者も増えている。

 3年前から、スモックやバッグなど入園グッズの手作り品をネット上で注文を受け、手作り代行を行っている「ハピメイド」(http://hapimade.com)。運営する「エフエフシー」(岐阜県高山市)によると、オーダーは年々増加し、今年2、3月に計約600件の注文があった。オーナーの山本寿広さん(47)は「これほどニーズがあるとは思わなかった。(少ない人数で)真夜中までミシンを動かしても間に合わないほどの忙しさでした」と話す。

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