特攻の日本兵、米兵が「日の丸」で覆い手厚く水葬 ハワイの企画展、新たなエピソードも

 「双方が憎み合っていないことが分かり、一緒に事実を伝える催しを開きたいと思った」。桑代さんはこう振り返った。

 企画展での展示品は遺書や手紙の複製、軍服など19点と隊員の写真約80枚。特攻の傷跡が残る甲板で行われた式典では、戦死した隊員が恋人にあてた「会いたい…」と、つづった手紙が日本語と英語で紹介され、出席者が涙する一幕もみられた。

 式典終了後、南九州市の霜出(しもいで)勘平市長(74)ら日本側関係者は、戦艦ミズーリ記念館のマイク・カー館長(65)から特攻を受けた当時の説明を聞くなどして親交を深めた。

 カー館長は「日米が協力して実現した展示を誇りに思う」と語り、霜出市長も「特攻の資料を持つ日本の施設と特攻を受けたミズーリの記念館が協力する意義は大きい。今後もさらに理解を深め事実を伝えたい」と話していた。企画展は11月11日まで。(米ハワイ 鈴木健児)

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