株価2万円

「年末2万1千円も」「外国人投資家はまだ日本有望視」 楽天証券経済研・窪田氏

日経平均株価の最高値が2万6円だったことを示す株価ボード=10日午前、東京・八重洲(蔵賢斗撮影)
日経平均株価の最高値が2万6円だったことを示す株価ボード=10日午前、東京・八重洲(蔵賢斗撮影)

 日経平均株価が10日、15年ぶりに一時2万円を超えた。窪田真之・楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジストに今後の見通しなど聞いた。

 日経平均株価の高値は外国人投資家の売買で決まる。彼らは原油安と円安による日本企業のメリットは大きいと判断している。電気代の引き下げなど原油安の効果は長続きすると考えられるからだ。従ってバブルではない。

 外国人投資家は今、日本株を必死に物色している。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が締結されれば、日本企業の輸出力はさらに高まる。アベノミクス第3の矢の成長戦略も重要で、法人税減税の効果が期待できる。

 今後の懸案は米国の利上げだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は実質的に『世界の中央銀行』なので、利上げによる金融引き締めに着手すれば、投資家のリスク回避姿勢は一時的に強まるだろう。

 ただ、利上げ開始は当初想定の6月より遅れる可能性が高まり、利上げ幅もそれほど大きくなさそうだ。

 株高による資産効果で高額消費も増えそうだ。

 年末の株価は2万1千円、平成28年末は2万3千円を予想する。消費税の再増税で株価はいったん落ち着くが、32年に向けて再び上昇していくだろう。