株価2万円

「企業決算で失望売りも。5月1万8千円まで値下がりか」 藤戸則弘氏

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長

 日経平均株価の15年ぶり一時2万円超えに対し、藤戸則弘・三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資情報部長に見方を聞いた。

 株高を牽引(けんいん)しているのは、(1)世界的な金融緩和(2)景気や企業業績の先行きに対する期待感(3)下値では日銀などの公的マネー、上値では外国人投資家が買うという株式需給-の3つの要素だ。

 1月以降、株価のピッチが速すぎる。いくつかの指標をみても過熱感が出ているといえる。昨日発表された決算内容を好感して、ファーストリテイリングに買いが集中した。この1銘柄だけで日経平均はきょう47円押し上げられた。こういう特殊事情もあり、いまの株価水準は「上げ底」と言える。

 今月下旬から、企業の決算発表が続く。投資家は業績改善を期待しているのに対し、多くの経営者は慎重な姿勢だ。失望売りにつながる可能性もある。

 日経平均は5~6月にかけて1万8000円程度まで下がってもおかしくない。ただ、今年後半には原油安のメリットが企業業績にも表れてくるだろう。期待感の裏付けが出てくると、株価はもう一段上昇し、年末には2万1000円前後まで行く可能性がある。