わが社のオキテ

いきなり上司にビンタ!? セールストークは漫才で磨け…ライブ出演の強者も出るアップガレージの芸人顔負け研修

【わが社のオキテ】いきなり上司にビンタ!? セールストークは漫才で磨け…ライブ出演の強者も出るアップガレージの芸人顔負け研修
【わが社のオキテ】いきなり上司にビンタ!? セールストークは漫才で磨け…ライブ出演の強者も出るアップガレージの芸人顔負け研修
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 漫才でトーク力と度胸をつけろ-。中古の自動車やバイク関連の用品店を全国で展開する企業「アップガレージ」(横浜市)は、社員研修に漫才を取り入れている。参加者が芸能事務所の養成所の講師に指導を受けた後、社長らの前で芸を披露するという本格的な内容。なかには一般客が来場するお笑いライブに出演する強者まで登場。車業界とは無縁の研修の背景には、笑いのセンスの習得することで客との距離を縮める接客術を社員に身につけさせる狙いがあるようだ。

「殻を破る」研修

 「お前、あんまり偉そうにするなや!」

 横浜市青葉区のアップガレージ本社の会議室では、男性社員が、いきなり上司を怒鳴りつけビンタを食らわす衝撃の光景が繰り広げられることがある。

 通常なら、冗談ではすまされない事態だが、実はこれ、漫才のツッコミを学ぶ研修のワンシーンだ。同社の正社員や契約社員には、漫才の基本を真剣に学び、自身で考案したオリジナルのネタを発表する研修の受講が義務づけられているのだ。

 全国130店舗以上の中古の自動車やバイク用品店を運営する同社の従業員の多くは、営業や接客業だ。営業などの仕事は質問に答えるだけでなく、顧客を楽しませ商品の魅力を上手に伝えるコミュニケーション力が求められる。同社の石田誠会長は、社員らが笑いのイロハを学ぶことで客の心をつかむ仕事ができるようになると判断し、23年2月から漫才研修を数カ月に1回のペースで実施。毎回、新人社員を中心に約20人の参加者が選ばれ、すでに百人以上が参加したという。

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