東ガス社長「15年度下期から電力の予約販売開始」

 東京ガスの広瀬道明社長は8日、都内で会見し、「2015年度下期から家庭向けに電力の予約販売を開始する」と述べ、16年度の電力小売り全面自由化に向け先行して予約を受け付ける方針を示した。小売り販売にあたっては、「他業界との(セット販売といった)サービスメニューも検討する」と語り、通信や住宅メーカーといった異業種との提携を模索する考えも明らかにした。

 異業種のサービスと電気やガスをセット販売することで顧客の囲い込みを狙う。具体的な料金やサービスメニューについては「(予約販売を開始する)秋までの半年間、検討する」と述べるにとどめた。

 また、広瀬社長は「首都圏は有望な市場のぶん、競争も激しい」と指摘。電力の販売地域については「まずは首都圏」とし、基本的に越境販売は行わず、首都圏の販売に力を入れる考えを改めて強調した。20年に「首都圏需要の1割」にあたる約300億キロワット時の販売電力量を目指すという従来目標を堅持する考えも示した。

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