けいざい独談

欧州の脱原発は参考にならない はるかに難しい日本のエネルギー改革

 ドイツはFITで日本の先輩格だ。日本でも太陽光に偏った再生エネの普及が進んで賦課金も上昇しており、FITの制度改革に迫られている。経産省はFITの中長期的な見直しを明言している。

 問題は、日本は約60年ぶりの電力改革の真っ最中であることだ。欧州が終えている電力システム改革と、再生エネ政策の見直しを同時並行して進めなければならない。電力市場の制度設計は至難を極めそうだ。

 欧州の電力事情をみる場合、どこに日本と同じ要素があって、どこが違うのかを見極める必要がある。単純に欧州の電力やエネルギー改革をまねることはできないだろう。(塩原永久)

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