渡嘉敷がＷＮＢＡ入り「いろいろ吸収したい」

　バスケットボール女子ＷリーグのＪＸ－ＥＮＥＯＳは６日、日本代表で１９２センチの渡嘉敷来夢（２３）が米プロリーグＷＮＢＡのシアトル・ストームと契約したと発表した。東京都内で会見した渡嘉敷は「うれしい気持ちでいっぱい。自分より高く強く、スピードのある選手とマッチアップして、いろいろなことを吸収したい」と意気込んだ。

　ＷＮＢＡ入りする日本人は１９９７、９８年の萩原美樹子、２００８年の大神雄子に続いて３人目。契約は単年で、６月開幕のシーズン終了後、ＪＸに復帰する。今夏に予定されているリオデジャネイロ五輪予選時は日本代表に合流できる。

　日本を４３年ぶりの優勝に導いた１３年アジア選手権を契機に海外志向が高まったという渡嘉敷は、「もっと早くてもよかったのかもしれないが、自分に自信がなく、満足もしていなかった。このチャンスを大事にしたい」と訴えた。

　渡嘉敷は愛知・桜花学園高時代に史上最年少の１６歳で日本代表候補入り、１０年にＪＸの前身であるＪＯＭＯに入団。新人で初めてリーグ最優秀選手（ＭＶＰ）に輝くなど中心選手として活躍し、今季はリーグ７連覇に貢献した。