「首相の肩書なくてもよかった。たまたまなったからつきまとっている」…村山・鳩山・菅…困った元首相トリオのおかげで日本中が混乱?

菅(すが・よしひで)官房長官は今月5日に沖縄県の翁長雄志知事と初会談したが、名護市辺野古への移設について平行線のまま終わった。鳩山氏は「最低でも県外」という主張を掲げて首相に就任し、その後、辺野古移設容認に転じたことがある。県外移設への期待感を高めた県民は裏切られた格好となり、このことは翁長知事の誕生と無関係ではない。

 鳩山氏はまた、3月に外務省の自粛要請を振り切ってウクライナ南部のクリミア半島に行き、昨年のクリミア併合をめぐる住民投票を正当化する発言をした。

 MXテレビの番組では、クリミア訪問に関し「宇宙人から見ると国境はない」と自らを揶揄(やゆ)しながら語り、「ユートピア思想」は健在のようだ。しかし、こんな発言も飛び出した。

 「私が動くと何でも国益に反するとなる。首相なんていう肩書は、もともとなくてもよかった。たまたまなってしまったから肩書がつきまとっている。もっと自由に動きたい」

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