教科書検定

中学社会科の全教科書「竹島・尖閣」領土の記述大幅増…領土問題の関心高まる 文科省公表 

 今回は社会科の近現代史で通説的見解がない事項の記述にその旨を明示することや、政府見解を尊重する記述を求めた新検定基準も初適用され、関東大震災の朝鮮人虐殺数を「数千人」とした記述に初めて検定意見が付けられ、「通説はない」などと書き加えて合格するケースがあった。

 16年度検定以降、記述がなかった「慰安婦」を取り上げた教科書があったが、新検定基準に基づき、「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」との政府見解を記述した。

 東日本大震災について、全9教科104点中58点(55%)が取り上げ、内容も大幅に増えた。自衛隊については、災害派遣などの役割を強調する記述が増えたほか、天皇についても被災地や外国訪問などの公的活動を紹介するなど記述を増やす教科書が目立った。