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斎藤工 今、最もセクシーな俳優が演じる、医師たちの「葛藤」と「恋愛」

 既婚者の道ならぬ恋を描いた「昼顔」以降、テレビや雑紙では「今、最もセクシーな俳優」と称されることも多い。ただ、15年近く、俳優業と同時に新聞配達やアルバイトを続けてきた自身は「箸にも棒にもかからなかった時間が長かったので…」と、ブームに戸惑ってもいる。

 そんな折、20年来の付き合いという写真家のレスリー・キー氏から、「今までの苦労が報われたんだよ。ブームはボーナスだ。ありがたくもらっておけばいい」と告げられたという。「彼の口から出た言葉だからこそ腑に落ちたし、楽になりました」と、かみしめるように話す。

 「いつも作品に誠実でいたい」「俳優は『作品の駒』であることを意識していたい」と語るなど本業では、あくまでストイック。ものづくりへの真摯(しんし)さは本作でも存分に発揮されるに違いない。(三品貴志)

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 〈さいとう・たくみ〉昭和56年生まれ。東京都出身。高校生の頃からモデル活動を始め、平成13年の映画「時の香り~リメンバー・ミー~」で俳優デビュー。NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」、フジ「カラマーゾフの兄弟」など出演作多数。6月には主演映画「虎影」(西村喜広監督)が公開される。