独旅客機墜落

副操縦士の「故意」と断定 高度30メートル設定後に加速 最後の数分まで意識鮮明 医療機関5カ所を捜索

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機の墜落で、フランスの航空事故調査局(BEA)は3日、墜落機のフライトレコーダー(飛行記録装置)の初期解析の結果、墜落がアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の故意によるものだったことが確認されたと明らかにした。

 BEAの発表によると、副操縦士は自動操縦装置で機体を下降させる際、高度を約30メートルに設定。その後、加速のため数回設定を変更させていたという。フライトレコーダーは2日の発見後、パリ郊外のBEAに運ばれ、解析を実施。BEAは飛行中の状況をさらに正確に把握するため、作業を続けるとした。

 また、AP通信などによると、仏検察当局は2日、副操縦士が墜落前の「最後の数分間」、数回にわたって超過速度を示す警報が鳴らないように速度を調節していたことを明らかにした。当局は副操縦士の意識が最後まで鮮明だったことを示す行動とみている。

 一方、独誌シュピーゲル(電子版)によると、ドイツ検察当局は3日、副操縦士が診察を受けていた医療機関5カ所の家宅捜索を実施し、副操縦士の診察書類を押収した。副操縦士は最近も精神状態に問題を抱えていたとされている。

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