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「二度と大阪維新の会は公認しない。彼女は政治家として修業が足りなかった」。大阪維新の橋下徹代表(維新の党最高顧問)は4日、大阪市内で維新の党の江田憲司代表と街頭演説を行い、「国会病欠旅行」疑惑が浮上した上西小百合衆院議員(比例近畿)を大阪維新として除名処分とすることを明らかにした。
橋下氏は演説前、衆院議員を一度退いて出直せば、次回の衆院選に向けて復帰を検討すると上西氏を説得した。しかし、拒否されたといい、橋下氏は「国会議員をずっとやり続けたいみたいだ。あの議員とは二度と付き合わない」と厳しく批判。「29歳あたりで国会議員にさせてしまった僕の責任だ。きちんと国会議員に育て上げることができなかった」とも語った。
江田氏も街頭演説で「国民の疑念を招いた点で責任は極めて大きい。厳しく処断をしたい」と強調。党としても処分する考えを示した。
橋下氏と上西氏は3日夜に市内の党本部で記者会見を開催。上西氏の説明によると、嘔吐や下痢のため3月12日昼に都内の病院を受診。平成27年度予算案が採決された13日の衆院本会議を欠席したが、15日は秘書とともに京都府宮津市を訪れて1泊した。