映画オタク記者のここが気になる

〈期待の若手女優(3)〉眉毛キリリの正統派美少女、姉はあの美人女優 「案山子とラケット」の平祐奈

 日本発祥のソフトテニスを題材にした映画は史上初だろう。この競技の歴史をひもとくと、1884(明治17)年に「体操伝習所」(現・東京都千代田区)で教師の坪井玄動が女児の手まり用ゴム球を使って教えたのが軟式庭球(ソフトテニス)のはじまりとされる。学校教育(中学部活動)による普及が中心で愛好者は700万人といわれるが、日本ソフトテニス連盟は「世界選手権では30カ国程度の参加でアフリカからはない。世界的に見るとマイナーなローカルスポーツの域を出ていない」と分析。2020年の東京五輪には諸条件で参加はできないが、競技の認知度を上げるための好機ととらえ、本作もその一環として作られた。

 本編にはソフトテニス経験者で俳優の柳葉敏郎や、芸人の「ほっしゃん。」改め星田英利も出演している。平は全くの素人だったので1カ月かけて特訓した。高校の授業が終わると、強豪の文化学園大杉並中学・高校(東京・杉並)に通った。「部員が練習している隣のコートで1日3時間、監督やコーチがみっちり細かく教えてくれました」。そのおかげでラリーが続けられるほど上達し、スクリーンでその成果を披露している。