外信コラム

ソウルからヨボセヨ 韓国、豹変す 韓中蜜月もここまできたか…

 1970年代に韓国語の勉強で韓国に留学したとき、バスに乗っていて通り過ぎる街の看板のハングルをいかに速く正確に読み取るか努力した。その時すぐ覚えたのが薬局の看板だ。ハングルで大きく一文字「ヤク」と書かれていたからだ。

 昔は医療体制が不十分だったから街に薬局が多かった。店の看板はハングル中心だが、ごくたまに「薬」という漢字も書かれていた。ところが最近、薬局の看板に大きく「●」の字が出ているのを見て驚いた。現代中国で「薬」の簡略体として使っている漢字である。韓国の中国ブーム(?)もここまできたか…。

 韓国好きの日本人観光リピーター(女性)が嘆いていたが、ソウルの観光スポットの明洞(ミョンドン)などでは、昔は店などの入り口の表示は漢字で「歓迎」だったのに、今や中国人対応で「光臨」ばかり。「一時は日本人大歓迎だったのに、あの豹変(ひょうへん)ぶりにはビックリですよねえ」と苦笑していた。

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