2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、警備資機材の開発を進める警視庁は1日、「未来装備プロジェクト」と名付けたチームを発足させ、新しい発想でテロ封じに乗り出す。
「既成概念にとらわれないドラえもんのポケット的発想を募りたい」。プロジェクトリーダーの篠原英樹警備1課長は展望を話す。
東京五輪に向け近未来的装備を開発したいとの職員の提案で実現。昨秋から庁内でアイデアを募集し、約1050件が集まった。軽妙な語り口が話題になった「DJポリス」のロボットを作るなどの提案があり、実現の可能性を検討。31日に公開された小型の無人飛行機「ドローン」の導入も新たな警備模索の一環だ。
一方、この日は東京五輪の一線で警備にあたる機動隊に配属された新隊員約400人の訓練も公開。暴徒化したデモ隊への催涙ガスの発射などが披露された。