国の審査なしに企業の責任で「体にいい」機能性を表示できる機能性表示食品制度が1日に始まり、飲料各社が同日付で消費者庁に申請を開始した。アサヒビール、キリンビールがノンアルコールビールで申請したほか、サントリーグループのサントリーウエルネスが健康食品「セサミンEX」で申請した。受理されれば、これらは6月にも発売されることになる。
キリンビールは難消化性デキストリンを配合したノンアルコールビールで申請。脂肪の吸収を抑えるほか、糖の吸収を穏やかにする機能などを表示する予定だ。同じグループのキリンビバレッジも同成分配合の緑茶で申請した。
アサヒビールもノンアルコールビール1品とノンアルコールカクテル飲料2品を申請。カクテルは新しいブランドでの投入となる予定だ。アサヒ飲料も血圧対策の水分補給飲料など2品を申請した。
流通ではイオンがプライベートブランド(PB、自主企画)商品で20品目程度の申請を予定している。