ゼンショーがパート・バイトの時給を一律2.5%引き上げ 初の労組賃上げ要求に答える

 ゼンショーホールディングスは31日、平成27年春闘で継続協議になっていたパート・アルバイト従業員の時給について、一律2・5%の引き上げで、労働組合と妥結したと発表した。4月分から適用する。

 牛丼の「すき家」、回転ずしの「はま寿司」などの各店舗や工場、物流センターなどで働く31日時点での在勤者9万5千人が対象になる。今回、労組が初めてパート・アルバイト従業員の賃上げを求め、協議してきた。

 同社では、正社員については基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)を2千円で実施することで妥結している。外食産業での人手不足が深刻化する中で、賃金アップによって人材確保につなげる考えだ。

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