須坂市動物園選挙、カピバラが1位に

 須坂市動物園の今年の「顔」を決める「須坂市動物園代表動物選挙2015」の投開票の結果、カピバラの光(コウ)が946票を獲得し、2位以下に大差をつけて選ばれた。今後は来年度の年間パスポートの表紙を飾るなどして活躍する。

 光は平成24年5月20日生まれの2歳の雄で25年3月に来園し、現在は体長85センチ、体重45キロ。雌の華(ハナ)との間に25年に6つ子、26年に双子が誕生した。6つ子は他の動物園に譲渡されるなどしたことから、今は2頭の子供と暮らしている。

 カピバラは南米東部のアマゾン川を中心とした温暖な水辺に生息。このため、冬は苦手だが、同園は毎年11月から「カピバラ温泉」を開催、親子そろって気持ち良さそうにお湯につかる姿が人気を集めている。今年は5月の大型連休まで、平日は午前11時から、土・日は午前11時からと午後2時からの2回行う予定だ。

 光以下の順位は、2位・ウサギのパンジー(480票)▽3位・シロフクロウのハク(462票)▽4位・アカカンガルーのクララ▽5位・ヒツジのKUKU-など。

 同園の飼育・ふれあい係の中沢雄一係長は「激戦だと思っていたので、光が大差で1位になるとは驚き。カピバラ温泉などの姿を見て、お子さんから高齢者の方々まで癒やされたことが勝因かもしれませんね」と話している。

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