センバツ

常総学院・瀬将太郎捕手(3年)

 ■おせっかいで4投手リード

 エース鈴木の好投を十分に引き出した。「内角にはスライダー、内角を意識した打者には外のシュートが効いた」。左腕の鈴木に対し、右打者8人を並べた今治西打線を八回1死まで、1安打に封じ込めた。「制球が良く、球も走っていたのでリードが楽しかった」と笑顔を弾けさせた。

 1年生だった2年前の夏の甲子園でベンチ入りし、直後の秋季大会で正捕手に。「おせっかいなキャッチャーになれ」。監督の指示を受け、ベンチの指定席は投手の隣り。研究した相手打線の特徴を伝え、細かく指示を出す。鈴木は「自分の良さを引き出してくれて、安心して投げられる」と全幅の信頼を置く。

 「球がキレているぞ。どんどんいけ」。この日も、鈴木の好投を後押しした。六回に初ヒットを許した場面ではマウンドに駆け寄り、「0点に抑えるのがお前の仕事。切り替えろ」とげきを飛ばし、相手につけ入る隙を与えなかった。

 準々決勝は夏春連覇を狙う大阪桐蔭との大一番。「ロー・スコアの試合になる。しっかり相手を研究し、自信を持って臨みたい」。おせっかいな女房役が、Vロードを切り開く。(広池慶一)

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