独旅客機墜落

フライトレコーダー発見も「外箱」だけ、ボイスレコーダーも損傷…捜索阻む山脈

 【ロンドン=内藤泰朗】ドイツの格安航空会社「ジャーマンウイングス」のエアバスA320(乗客乗員150人)の墜落から一夜明けた25日、フランス当局は同国南東部のアルプス山中で早朝から大規模な捜索活動を再開した。日本の外務省などによると、搭乗者名簿にはドイツのデュッセルドルフに住む、永田敏さん=60代=と商社「西華産業」(東京都千代田区)勤務の佐藤淳一さん(42)の日本人2人が含まれていた。

 オランド仏大統領とメルケル独首相、スペインのラホイ首相は25日、現場に近いセーヌレザルプの遺体安置所をそろって訪れた後に現地で記者会見し、「深い哀悼の意」を表明した。

 フランス当局は同機に搭載されていたブラックボックスのうち、24日に墜落現場で回収した操縦席内の会話などを記録するボイスレコーダー(音声記録装置)の分析を急ぐが、装置が一部破損しており、解析に時間がかかる可能性もある。

 またオランド大統領によると、速度や高度を記録するフライトレコーダー(飛行記録装置)の外箱も25日見つかったが破損が激しく、内部の記録媒体が行方不明という。墜落現場は険しい山岳地帯で、捜索は難航している。