産経女子特区

高校野球女子マネ(上)甲子園の夢支える野球部のマドンナ? それとも…。

 甲子園球場で21日、開幕した第87回選抜高校野球大会。高校野球といえば、女子マネジャーを思い浮かべる人もいるかもしれない。漫画「タッチ」の浅倉南や小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」…。一方、リアル社会の女子マネ関連報道では、ルックスや献身ぶりに男性目線の記事が目立つ。昨夏の甲子園では、「選手に提供するおにぎり作りのために、最難関校受験の選抜クラスから普通クラスへ転籍した」という出場校の女子マネの記事がネット上で炎上し、教育論争やジェンダー論争にまで発展した。女子マネはマドンナ!? それともお手伝いさん!? 今回は、女性目線で女子マネに迫ってみた。

横浜隼人高 潜入ルポ 

 横浜市郊外にある横浜隼人高校の放課後。丘陵地に球音が響くグラウンド脇で、各選手に合わせた栄養強化食をボトルに詰める女子マネジャーの姿があった。1、2年生だけで硬式野球部員100人を超す大所帯だけに膨大な数。地味で根気のいる作業だ。

 「ウチは女子マネをグラウンドに入れないし、ボールにも触らせない。男には男の、女には女の強みがある。自分の強みを探し、それを伸ばして卒業してほしい」と、硬式野球部の水谷哲也監督(50)。女子マネを記録員としてベンチ入りさせる監督も少なくないなか、「競技に関わる雑務は選手で足りる」と明確な一線を引く。女子マネの仕事の範囲は、監督の方針によって実にさまざまだ。

イメージと違う

 横浜隼人は地元屈指の強豪校で、今春プロ入りした選手もいる。野球部には連日、外部から招いたトレーナーや大学のスカウトなどが来客。接客にお茶出し、掃除、監督のユニホームの洗濯や遠征の荷物を整えることも女子マネの仕事だ。