【衝撃事件の核心】中韓の猛威に同情も…「鳴門ワカメ」集団申告漏れ 津波で壊滅の首位・三陸には「後ろめたかった」(4/4ページ) - 産経ニュース

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衝撃事件の核心

中韓の猛威に同情も…「鳴門ワカメ」集団申告漏れ 津波で壊滅の首位・三陸には「後ろめたかった」

 国内産はどんどん値がたたかれる上、手間がかかって重労働のため、高齢者は相次いで廃業。後を継ぐ人もいない〝負のスパイラル〟に陥っているという。「燃料代は高騰して続けるのが本当に大変や」と語る男性は、約10年前にワカメ養殖業からチリメン加工業にくら替えした。

 さらに近年は、地球温暖化に伴う海水温の上昇が追い打ちをかける。鳴門産は10月ごろに種付けし、翌年の3月ごろに収穫のピークを迎えるが、海水温の影響で種付け時期が以前より1カ月~1カ月半ほど遅れているという。

 こうした状況で直面した震災特需。今も島でワカメ養殖を続ける男性は「価格は高騰したが、人件費や燃料代のことを考えると、大して変わらへんと考える人も多いのでは」と語りつつ、神妙な面持ちでこう続けた。

 「われわれにとっても死活問題。それでも、三陸の人たちの不幸でもうけさせてもらうのは、後ろめたさもあるな」