「諦めず邁進して」 ノーベル賞の天野教授、京都工繊大で講演

 青色LEDの発明でノーベル物理学賞を受賞した天野浩・名古屋大大学院教授が5日、京都市左京区の京都工芸繊維大学センターホールで「次に受賞する人へのメッセージ」と題して講演。市内の高校生約200人を含め、約600人が熱心に聞き入った。

 天野教授はまず、スウェーデンの首都、ストックホルムでの授賞式の様子をユーモアを交えながら報告。現地で行われた英語の記者会見の際に「非常に緊張してうまく話せなかった」と苦笑し「英語は大事なので、語学も勉強してほしい」とアドバイスした。

 その後、名古屋大4年だった80年代に、青色LEDの研究をするのに大学の研究費が足りず、研究室のメンバーで実験装置を製作したり、修士課程2年までの3年間に、1500回以上実験を繰り返したりしたエピソードを紹介。「難しいと思って諦めるのではなく、一生懸命考えることが大事」と話し「挑戦するテーマが見つかったら、諦めず邁進(まいしん)してもらいたい」と高校生たちにエールを送った。

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