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ピケティも驚く韓国の「経済格差」…中小の給料は大企業の4割、10人に1人が最低賃金未満

 それによると、14年の中小企業(300人未満の事業所)の従業員の平均賃金は、大企業(300人以上)のそれの56.7%にとどまった。04年は59.8%だった。

 また、中小企業の非正規社員の平均賃金は大企業の正社員の40.7%にとどまり、04年(41.6%)よりも拡大したと指摘。労働組合の有無を考慮すると、格差はさらに拡大し、労組のない中小企業の非正規社員の平均賃金は、労組がある大企業正社員のわずか38.6%(04年は44%)にすぎなかった。

 一方、日本の場合を見てみると、2月に発表された平成26年賃金構造基本統計調査によると、中企業(100~999人)の平均賃金は大企業(1000人以上)の82%、小企業(10~99人)は75%だった。いずれも非正規社員を含んでおり、韓国の賃金格差が極めて大きいことが分かる。

 ハンギョレ(電子版)によると、韓国の中小企業の正社員が大企業の非正規社員よりも賃金が少ない事実も目をひくという。企業の規模と労働形態別に時給が高い方から並べると、昨年は(1)大企業正社員(1時間当たり2万1568ウォン、約2315円)(2)大企業の非正規社員(1万4257ウォン、約1530円)(3)中小企業の正社員(1万2828ウォン、約1377円)(4)中小企業の非正規社員(8779ウォン、約942円)の順だった。