開発ヒストリー

伊藤園「お〜いお茶」が30年もトップシェアを維持できている理由

 伊藤園も商機とみて、海外市場の開拓に乗り出しており、タイでは日本のポップカルチャーのイベント会場などで販促キャンペーンを展開。砂糖入りの緑茶が主流の東南アジアや中国でも、あえて日本の味で勝負をかけている。「その方が日本文化を伝えられる。緑茶本来の味を楽しんでほしい」(同社)と考えているからだ。原口課長は「他の飲料を試しても結局はここに戻ってくるというおいしさを実現したい」と、さらなる商品改良に意欲をみせる。(井田通人)

■お~いお茶 昭和60年に世界で初めて発売した緑茶飲料。当初は「缶入り煎茶」として発売され、平成元年に現在の商品名となった。「急須で飲むもの」「タダが当たり前」という従来イメージを覆し、緑茶の新たな需要を開拓した。2年に世界初のペットボトル入りを追加。これまで500ミリリットルペットボトル換算で250億本を販売している。緑茶のほか「濃い茶」や「ほうじ茶」、「玄米茶」などが商品化されている。

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