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「セックスレス」既婚者右肩上がり 少子化の一因…懸念のなか20代後半妻も44%が「1カ月以上、ない」

 「面倒だから」「疲れているから」…性交が1カ月以上ない既婚男女の割合が増えている。昨年秋の調査で約45%がいわゆる「セックスレス」の状態にあり、ここ10年で右肩上がりに増え続けているという。特に出産適齢期の20代後半女性もしていないと答えた現状に、専門家からは、「まずは夫婦間のセックスレスを解決しないと少子化は止まらないのでは」と懸念する声が上がっている。では、どうすれば…

「出産後何となく」多数

 「立ち会い出産をしたら、ものすごい難産で、いたたまれなくなった。出産から1年経っても妻とは(性交)できない」(30代男性)、「3年前に出産後、夫との接触がつらくなった」(40代女性)など、夫婦間の性にまつわる悩みは深い。

 調査は昨年9月、一般社団法人「日本家族計画協会」(東京都)が「男女の生活と意識に関する調査」として全国の16~49歳、合計3000人を対象に行った。

 平成14年から1年おきに実施しており、性や妊娠、中絶、少子化などに関する男女の意識や行動を明らかにすることを目的に、調査項目は多岐に渡る。22年までは厚生労働省の研究事業の一環だったが、前回の24年調査からは、同協会の独自事業に。

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